さざなみのキヲク~宮澤章二先生の詩~

宮澤章二先生の詩をご紹介します

2017年1月のブログ記事

  • 「言葉の世界」ホームスタディほくしん42 昭和55年1月

    「言葉の世界」 宮澤 章二 新しい年 おめでとう と だれかに声をかけられて 怒りだす人はいないだろう <お元気でね・・・・・・>とか <がんばってね・・・・・・>とか こころのこもった明るい言葉は 決して 人間の心情をよごさない 明るい言葉に取り巻かれたら ひねくれ者だって明るい顔になるだろう ... 続きをみる

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  • 墓の哀れ 秩父路 東京新聞昭和45年11月8日

    宮澤章二先生のエッセイ「秩父路」です。 東京新聞埼玉版 昭和45年11月8日(日)  風物詩を書くために、ときおり県内を歩き回る私だが、 自分の好みもあって、お寺やお墓を目標にする場合が多い。  いつぞや、大里郡岡部町にある岡部六弥太の歯かを訪れたときには、 五輪の墓石の真ん中あたりの部分が丸く削... 続きをみる

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  • 草萌えの譜 昭和45年2月1日

    宮澤章二先生の詩です。 毎日新聞埼玉版 昭和45年2月1日掲載 「草萌えの譜」 宮澤 章二 =県文連・文学部長= ぼくは 早春を忘れていた 忘れながら 待っていた 青い やわらかい 草萌えの時刻を・・・・・・・・ ぼくはもう若くはなかったが はずむ心を頂くほど若くはなかったが いつか 早春を告げる... 続きをみる

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