さざなみのキヲク~宮澤章二先生の詩~

宮澤章二先生の詩をご紹介します

おはなし「こいぬのクリスマス」と「ジングルベル」の切手


こんばんは。


お久しぶりです。


今日はクリスマスですね。


それにちなんで、宮澤章二先生が執筆されたおはなしを載せます。


子供向け絵本「ひかりのくに」昭和45年12月号に掲載されました。






~~ こいぬのクリスマス ~~



作 : 宮澤 章二


絵 : 中谷千代子




 クリスマスの ばん でした。


 ゆきの ふる のはらを、 いっぴきの こいぬが


あるいていました。 まいごの こいぬ でした。


「あっ、 あそこに おうちが みえる


まどの あかりが あったかそうだな。


よし、ぼくも あの おうちへ いこう。」


 さむさに ふるえて いた こいぬは、


げんきを だして はしりました。






 まどから おうちの なかを のぞくと、


みんなが おいしそうに ケーキを たべています。


レコードからは クリスマスの うたが


ながれ、あかるい へやは


ちいさな てんごくの ようです。


「くんくん、くんくん、くーん ・・・・・・・・」


と、 こいぬは せのびを して なきました。


 でも、 だれにも きこえません。






「ぼくには、 サンタクロースの おじいさんなんか いないんだ。


しかたがないや。 だって、ぼくは のらいぬだもの」


 そう おもって、 まいごの こいぬは あるきだしました。


 また いっけんの おうちが ありました。


せのびを して、 まどから のぞくと、


びょうきの おんなのこが、 めを つぶって ねています。





「くんくん、くんくん、くーん ・・・・・・。」


と、 こいぬは ないてみました。 すると


おんなの こは、 きゅうに めを あけました。


「あら、 そとで こいぬが ないて いる。


かわいそうね、 おかあさん いれてあげて!」


 おかあさんは、 まどを あけました。


「ほんと、 かわいい こいぬが いるわ。


きっと、 サンタクロースが つれてきたのね。」






~ 終わり ~



「ひかりのくに」 昭和45年12月1日発行







゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆








さて、次は章二先生が詞をつけられたジングルベルの歌。


記念切手にもなっています。




~~ 「ジングルベル」 ~~



作詞 : アメリカ民謡/ 宮澤章二
作曲 : James S. Pierpont





走れそりよ 風のように 雪の中を 軽く早く


笑い声を 雪にまけば明るいひかりの 花になるよ


ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る


鈴のリズムに ひかりの輪が舞う


ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る


森に林に 響きながら




走れそりよ 丘の上は雪も白く 風も白く


歌う声は 飛んで行くよ輝きはじめた 星の空へ


ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る


鈴のリズムに ひかりの輪が舞う


ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る


森に林に 響きながら





切手提供:宮澤新樹様




こんな素敵な記念切手が平成9年(1997年)に発売されています。


しかも!原画は、あの影絵で有名な藤城清治先生(91歳)です。


(先日大阪での展覧会でサイン会もされお元気だそうです(-^□^-))




宮澤章二 先生 (みやざわしょうじ 1919.6.11~2005.3.11)



昭和35年撮影 (41歳)


埼玉県羽生市出身。
東京府立高等学校、東京大学文学部美学科卒業。
埼玉県立不動岡高等学校の教諭時代に、疎開で加須市に住んでいた作曲家の
下総皖一と出会ったことから、詩人・作詞家として活動を開始。
校歌や合唱曲、童謡などの作詞を多数手がけた。
特に校歌は埼玉県内を中心に300校以上にのぼる。
『ジングルベル』の訳詞者としても知られる。


日本童謡賞、赤い鳥文学賞特別賞、埼玉県文化賞、埼玉県文化功労賞知事表彰などを受賞。
大宮市教育委員長も務めた。
詩『行為の意味』の一節、「思いは見えないけれど、思いやりは見える」が、
ACジャパンの2010年度キャンペーンCMに使用された。






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