力を蓄えて 宮澤章二 世俗の慣用語には いい加減(かげん)なものがある 成績の良い子を〈出来る子〉と呼び 成績の悪い子を〈出来ない子〉と呼ぶが なにが〈出来る〉で 何が〈出来ない〉のか 素直な態度で 一心に学ぶことの出来る子 それが〈出来る子〉の代表では... 続きをみる
さざなみのキヲク~宮澤章二先生の詩~の新着ブログ記事
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限りなく広く深く 宮澤章二 ぱっちりと両の目をひらくと 限りなく広い世界が 目の前にある ひっそりと両の目を閉じると 限りなく深い世界が 心の中にある 私たちは 無限の世界の中心に立ち 無限のものたちに取り巻かれて 生き生きと 無限の呼吸をつづける ... 続きをみる
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更新が空きました。 宮澤章二先生の生誕100周年記念の企画展が、 故郷の羽生市郷土資料館で昨年10月より1カ月あまり開催されました。 私も、なんとか行ってまいりました。 冷たい雨の日で、電車が事故で白岡で止まってしまうというハプニング付き。 先生直筆の作品、依頼された社歌や校歌の原稿、書類、・・ ... 続きをみる
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こんばんは。 久しぶりに、章二先生の新聞コラムを載せます。 昭和46年の東京新聞埼玉版 1月17日日曜日 秩父路「水のいのち」です。 若水ということばがある。古い年中行事のひとつで、 もともとは立春の日の早朝にくむ水を言ったが、後世は、 元日に初めて組む水をそう呼ぶようになり、一年の邪気を除くも... 続きをみる
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ご無沙汰してます。 心身不調から抜け出せず、苦しんでました。 少し外に向かってゆける心のパワーが、 本当に少しだけ出てきたところです。 11月9日の第三回ラジオ歌謡音楽祭を観覧することができたんです。 年齢の若い方が歌っていました。会員の方のお子さんでしょうか、 独唱、とても上手でした。純真な歌声... 続きをみる
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羽生市立郷土資料館で、収蔵資料展が行われています。 会館30周年記念 企画展Ⅱ 収蔵資料展 会期 29年2月25日(土)~5月7日(日) 開館時間 午前9時~17時 休館日 毎週火曜日、3月31日(金)、4月27日(木) 館内の様子を、宮沢新樹様に送っていただきました。 わー、「行為の意味」の直筆... 続きをみる
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「神殿」 なぜ 巨大な神殿を造ったのか ―――― 神が見えないからだ 神の見えない人間にとって 神を呼びだす声は 祈りは ことさら大きくなければならない なぜ 神殿に神を祭ったのか ―――― 神がどこにもいないからだ いないものを 呼び いないものに ひざまずく・・・・・・・ <無>の中にこそ人間... 続きをみる
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宮澤章二先生のご長男宮澤鏡一氏のお書きになった、「小説行為の意味」を読ませて頂きました。 章二先生のお写真も沢山頂いておりますので 先生の微笑まれた表情が目に浮かびました、 先生にひと目お会いしたかったなぁとまた思いました。 行為の意味の詩には、モデルが存在していたのです。 埼玉県内の二人の中学生... 続きをみる
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平成29年2月18日(土) 午後1時30分~3時30分 羽生市民プラザ 2階 大会議室 (東武伊勢崎線 羽生駅下車3分) 第一部 市内小中学生による宮澤章二作品朗読 30名 第二部 一般市民による宮澤章二作品朗読 10名 第三部 宮澤章二先生の新たな世界 ラジオ歌謡・・宮澤新樹氏講演 宮澤... 続きをみる
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「若い涙を流しながら」 宮澤 章二 苦しみを乗り越えるための 若い力は 苦しみながら鍛えつづけるほかない なみだは 流すために湧くのだから 苦しい時には いくら流してもいい 若いなみだを流しながら みずからを鍛える青春の努力は たとえ がむしゃらの醜態 と見えても 決して 恥ずかしい風景で... 続きをみる
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「言葉の世界」 宮澤 章二 新しい年 おめでとう と だれかに声をかけられて 怒りだす人はいないだろう <お元気でね・・・・・・>とか <がんばってね・・・・・・>とか こころのこもった明るい言葉は 決して 人間の心情をよごさない 明るい言葉に取り巻かれたら ひねくれ者だって明るい顔になるだろう ... 続きをみる
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宮澤章二先生のエッセイ「秩父路」です。 東京新聞埼玉版 昭和45年11月8日(日) 風物詩を書くために、ときおり県内を歩き回る私だが、 自分の好みもあって、お寺やお墓を目標にする場合が多い。 いつぞや、大里郡岡部町にある岡部六弥太の歯かを訪れたときには、 五輪の墓石の真ん中あたりの部分が丸く削... 続きをみる
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宮澤章二先生の詩です。 毎日新聞埼玉版 昭和45年2月1日掲載 「草萌えの譜」 宮澤 章二 =県文連・文学部長= ぼくは 早春を忘れていた 忘れながら 待っていた 青い やわらかい 草萌えの時刻を・・・・・・・・ ぼくはもう若くはなかったが はずむ心を頂くほど若くはなかったが いつか 早春を告げる... 続きをみる
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宮澤章二 ②昭和40年機関誌「首都高速」より「郷愁について」
こんばんは。 先日の首都高速道路公団の機関誌から「道のファンタジー」の2作目です。 宮澤章二先生は、東日本大震災の直後からテレビで流れた ACジャパンのCMの詩「行為の意味」が大変有名です。 本質を見抜く鋭い観察眼と真実を突く簡潔でわかりやすい言葉は 胸を打ちます。先生はまさに古き良き日本人だと思... 続きをみる
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クリスマスに因んだお話です。 2編あります。 ほんわかしていただければ幸いです。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「クリスマスの鐘の音」 原作 : R.M.オールデン イザク 「お兄ちゃん、僕もあの町へ行ってみたいな」 ペドロ 「そうか。お前もお兄ちゃんと一緒に町まで薪を売りに行くか... 続きをみる
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こんばんは。 久しぶりに宮澤章二先生の詩を。 宮澤章二先生は、東日本大震災の直後からテレビで流れた ACジャパンのCMの詩「行為の意味」が大変有名です。 本質を見抜く鋭い観察眼と真実を突く簡潔でわかりやすい言葉は 胸を打ちます。先生はまさに古き良き日本人だと思います。 道のファンタジー① 「変貌に... 続きをみる
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宮澤章二 「地球よ」 &さいたま文学館企画展 考古学と文学 ~考古学者・鉄剣・詩人の見た古墳~
こんばんは。 ご無沙汰しております。 GWいかがお過ごしでしょうか。 熊本も少しずつ、交通網復旧で動き出し 仮設住宅の建設が始まりました。 頑張ろうニッポン、頑張ろう熊本。 震災というと、5年前の宮澤章二先生の「行為の意味」という詩を 思い起こしますが その章二先生の詩の作品が今、さいたま文学館で... 続きをみる
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こんにちは。 2日過ぎてしまいましたが。 3.11が今年もめぐってきました。 こんな小物の私が何を言うにしても おこがましいのですけれど。 復興、と言いますが、本当に簡単じゃないですよね。 70年前の終戦後とはまたすべての環境、条件、国民の生活水準が違っていて 同じような勢いの復興になるとは限らな... 続きをみる
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こんばんは。 お久しぶりです。 今日はクリスマスですね。 それにちなんで、宮澤章二先生が執筆されたおはなしを載せます。 子供向け絵本「ひかりのくに」昭和45年12月号に掲載されました。 ~~ こいぬのクリスマス ~~ 作 : 宮澤 章二 絵 : 中谷千代子 クリスマスの ばん でした。 ゆきの... 続きをみる
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宮澤章二 「行為の意味」 東日本大震災直後のACジャパンのCMより
こんにちは。 私の好きな人のひとり 詩人の宮澤章二(みやざわしょうじ)先生。 お名前だけではわからない方も、 4年前の東日本大震災の直後から流れた、 公共広告機構(AC)のCM詩、と言われるとその詩を思い出す方も いらっしゃると思います。 目を疑うような映像に誰しもがショックを受けていたあのとき。... 続きをみる