さざなみのキヲク~宮澤章二先生の詩~

宮澤章二先生の詩をご紹介します

しばらくぶりの更新・母と子の季節



更新が空きました。


宮澤章二先生の生誕100周年記念の企画展が、
故郷の羽生市郷土資料館で昨年10月より1カ月あまり開催されました。


私も、なんとか行ってまいりました。


冷たい雨の日で、電車が事故で白岡で止まってしまうというハプニング付き。





先生直筆の作品、依頼された社歌や校歌の原稿、書類、・・
なにより、先生の生まれ故郷に4年ぶりに行けたことがとても嬉しいです。


帰りには、羽生をお米を買って帰宅しました。


今、新型武漢コロナが蔓延して、
なにもかも分断されてしまっている。。
学校も、コミュニティも、会社も・・・・
下手をすると、親子もです。ずっと一緒に家にいるストレスで
イライラして八つ当たりして・・・・


章二先生と、こんな世のことを語り合えたらなーなんて思ったりしました。



久しぶりに、先生の詩を載せます。


昭和の50年代頃かと思います。
ご子息の新樹様によりますと、書籍になっていないものとのことです。





母と子の季節              


母は 春の大地
子どもらは そこから立ちあがる
子どもらは そこから一歩をふみだす


母は 夏の青空
そこへ向かって 子どもらは手を振る
そこへ向かって 子どもらは 飛ぶ


大地はあたたかく包むだけだ
青空は明るく見つめるだけだ
けれど その無言の笑顔の笑顔のなかに
子どもらは すべてを見 すべてを聞く


母たちの力が地球を支えるだろう
子どもらの力が地球をまわすだろう
流れつづける母と子の豊かな愛の鼓動が
つねに 世界の新しい朝を用意する



・・・私は、こちらの詩を、
5年前の、さいたま文学館で展示されていた直筆を拝見したことがありました。


懐かしいです。





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